働く

家事代行の仕事で役に立つ、知って欲しい【洗面・お風呂掃除】の基礎知識

家事代行のお掃除では、必ず依頼される洗面とお風呂です。時間内に終了するようにポイントを押さえておきましょう。

この記事はこんな方におすすめです

✔️家事代行の仕事で、洗面、お風呂の掃除での手順を知りたい

✔️洗面、お風呂の掃除でのポイントと注意点を知りたい

こむぎ

洗面・お風呂は依頼が多いお仕事だよね。

※ここでの紹介は一般的なもので、会社の手順が決まっている場合はそちらに従ってください。

洗面掃除での手順とポイント

※ここでの紹介は一般的なもので、会社の手順が決まっている場合はそちらに従ってください。

  1. 鏡を拭く
  2. キャビネット・カウンターを拭く
  3. 蛇口・洗面ボールを拭く
  4. 排水溝を掃除する
  5. 下の扉・床を掃除する
  6. 最終確認

① 鏡を拭く

拭き掃除の基本は、上から下、右から左(一定方向のこと)です。鏡も一定方向に水ぶき乾拭きをしていきます。角度を変えたり、離れて見たるすると拭き残しが見えたりします。確認しましょう。

※鏡はくもりどめ加工(エコミラー)がされているものがあります。必ずラベルが貼ってあります。鏡の表面に柔らかいコーティングをしているため、洗剤は使いません。またナイロンたわしやメラニンスポンジ、硬い布などは使用できません。固く絞った水拭きで、そっと拭きましょう。(乾拭き厳禁)マイクロファイバークロスなど柔らかい素材のぞうきんを使用しましょう。

※エコミラーのシールは剥がさないようにしましょう。

② キャビネット・カウンターを拭く

キャビネットは外側だけ水拭き、乾拭きする。カウンターは小物を移動させながら丁寧に拭いていきます。細かい髪の毛は、はじめは乾拭きで、洗面ボールに集めた方が良いかもしれません。

※小物は床に置かないようにしましょう。陶器小物もありますので、割らないように注意しましょう。

髭剃りなど、刃物で手を切らないように注意しましょう。

③ 蛇口・洗面ボールを拭く

スポンジに洗剤(お風呂用洗剤を使用することが多い)をつけて、蛇口、洗面台を洗っていきます。軽く水で流し、水拭き、乾拭きで仕上げていきます。

蛇口の根元部分は汚れていることが多いです。使用ずみ歯ブラシで汚れを落としていきましょう。カビの時は、カビハイターをスプレーしてしばらくおき、水で流ししっかりと水拭きしておきましょう。

カビ取り剤を使用する場合は、お客様の許可を得ましょう。

※カビハイターなど使用するときは、手袋、マスク、できればメガネをつけて使用しましょう。

④ 排水溝を掃除する

排水溝のゴミはティッシュなどで取り除き、排水溝の中は、使用済み歯ブラシで掃除しましょう。汚れがひどい場合は、カビハイターなどスプレーして、しばらく置いてから流しましょう。

⑤ 下の扉・床を掃除する

下の扉は外側を水拭き、乾拭きしましょう。

マットなどは掃除機か、コロコロで髪の毛など取っておきましょう。

床は髪の毛が多く落ちているので、掃除機やコロコロをかけてから、水拭き、乾拭きしていきましょう。

体重計などの備品も拭いておきましょう。

⑥ 最終確認

洗面の掃除が終わったら、最終点検をしましょう。

  • 【最終点検】
  • 洗面の鏡は汚れているところがない
  • タオルが、真っ直ぐに美しく、かけられている
  • キャビネット、カウンターの水気を拭き取る
  • ハンドソープなど、備品はラベルを前にして真っ直ぐに置く
  • 蛇口などステンレス部分は、輝いている
  • 床にゴミや髪の毛は落ちていない
  • ゴミ箱のゴミは処分する
  • 電気を消す

お風呂掃除での手順とポイント

お風呂掃除では、風呂ブーツがあるお宅は、貸していただきましょう。

持ち運びが楽な、靴カバーなどあると便利です。

  1. 換気をする
  2. 小物を出す
  3. 浴槽・壁・内扉の掃除
  4. 鏡・蛇口を拭く
  5. 床の掃除
  6. 排水溝の掃除
  7. 外扉を拭く
  8. 最終確認

① 換気をする

塩素系漂白剤をスプレーする場合もあります。「塩素系漂白剤」と「酸性洗剤」を混ぜると「有毒ガスが発生して危険」です。換気は必ずしておきましょう。

② 小物を出す

お風呂場の外に、シートを敷いて、小物を出していきます。元の位置を忘れないように
同じ順番や形で置いておきます。

シャンプーボトルや、石鹸箱、風呂椅子、子供の風呂用おもちゃなど、どのお宅も結構あります。

③ 浴槽・壁・内扉の掃除

浴槽に水が溜まっている場合、栓を抜く時は、切れてしまわないように、チェーンを引っ張らずに、栓の根元を抜きましょう

小物を出したら、汚れをとれやすくするために、お湯を全体によくかけます。バス用の大きなスポンジに、お風呂用洗剤をつけて、浴槽内、浴槽の外、壁、浴室扉の内側などこすっていきます。

浴槽内は、手で触りながら汚れを確認していきましょう。汚れが取り切れていない場合が多いです。

浴槽内の排水栓に髪の毛などがあるので、取り除きましょう。追い焚き口のカバーは外して掃除しましょう。

排水溝が黒くなっていたら、カビハイターをスプレーしてしばらく置いてから、流しましょう。

最後に全体にお湯をかけて、よく流しておきましょう。最後に水拭き、カウンターなどは水拭き乾拭きで仕上げます。

④ 鏡・蛇口を拭く

鏡や蛇口は柔らかなスポンジに、お風呂洗剤をつけて磨いていきます。頑固な水垢は取れないのでハウスクリーニングを紹介しましょう。

スポンジは、2重構造、3重構造になっているものが多いです。多くは泡立て部分と、こする部分に分かれています。スポンジの構造を見て、うまう使いましょう。

※注意:鏡にくもり止めコートが施工されていないかを確認しましょう。くもり止めコーティングが施工された鏡に研磨剤や研磨効果のある重曹やメラニンスポンジなどを使用してしまうと、コーティングが剥がれて傷がついてしまいます。

お風呂の鏡に「黒いシミ」がある場合があります。これは長年の劣化の印で
「シケ」と呼ばれています。シケは鏡の交換時期のサインです。

蛇口付近に、カウンターや物置台がある場合は一緒に拭いておきましょう。カウンター裏が汚れていることがあります。

⑤ 床の掃除

風呂椅子などが汚れていた場合は、床掃除の時に一緒にブラシでこすって掃除しておきましょう。黒くなっていたら、カビハイターをスプレーする。石鹸カスなどは、クエン酸水をスプレーしておくのが有効です。

お風呂の床は、全体をぬらした後、お風呂洗剤をブラシにつけて、こすっていきます。

赤カビや、黒カビが出ていたら、カビハイターをスプレーして、しばらく置いたのち水に流してから、掃除してください。

塩素系漂白剤」と「酸性洗剤」を混ぜると「有毒ガスが発生して危険」です。換気は必ずしておきましょう。お風呂洗剤は中性洗剤になっています。酸性洗剤はトイレ洗剤やクエン酸系の洗剤です。

※ お風呂の床掃除では、滑りやすいので、転び腰を打ってしまうことがあります。怪我をしやすい場所になっています。十分に注意しましょう。

※カビハイターなど使用するときは、手袋、マスク、できればメガネをつけて使用しましょう。

⑥ 排水溝の掃除

排水溝のゴミキャッチャーの髪の毛などのゴミを取り除きます。

使用済み歯ブラシなどで細かいところまで掃除しましょう。

排水溝の部品を外して掃除しますが、お宅によって構造はさまざまです。外した時の順番や構造を理解しておきましょう。外した順番に置いておくのがわかりやすいです。

【排水溝の汚れがひどい場合(カビが発生しているとき)】

  • 排水溝の残っているゴミは、ティッシュペーパーで取り除く
  • 排水溝のゴミ受け、蓋、その他排水溝備品はまとめて塩素系泡洗剤(カビハイター)をスプレーして、ビニール袋に入れ、浸かるくらいの水を入れて、口をしばる。
  • 10分放置する
  • その後よく水洗いする。
  • (手が荒れますので、使い捨て手袋を着用してください。)

塩素系洗剤を使用するときは、お客様の許可を得てください。

⑦ 外扉を拭く

外扉は水拭き乾拭きで上から下、右から左へ拭いていきます。

扉の下や扉の縁などの汚れがひどい場合は、浴室床の掃除より前に掃除した方が、二度手間になりません。様子を見て臨機応変に順番を考えましょう。

⑧ 最終確認

外に出しておいた小物も、汚れていたら拭いておきましょう。小物を元の位置に戻して最終点検をしましょう。

  • 【最終確認】
  • 鏡は汚れているところがない
  • 黒かびなどがない
  • シャンプーボトルなどラベルを前に整えておいてある
  • タオル類も整えてかけてある
  • 蛇口などステンレス部分は乾拭きして輝いている
  • 乾燥させるために換気扇は許可を得て、そのままつけておきましょう。
  • 電気を消す

家事代行では、掃除する位置は、腰から下になっているところが多いです。浴室乾燥機や、天井などはハウスクリーニングを紹介しましょう。

まとめ

お風呂の浴槽は、直接肌が触れるところなので、掃除残しがないように心がけましょう。お客様が気持ちよく使っていただけるように仕上げたいですね。😀

ABOUT ME
kajidaikou-yukamama
「50代以上からでもできる、家事代行の仕事」 50 代から、まったく経験したことがない、『家事代行の仕事』にトライして、のべ1000件以上のお宅を訪問して得た「経験」をもとに記事にしています。ちょっと不安に思っている方の参考になれば幸いです。