黒柳徹子さんは、日本でテレビの放送を開始した初日からテレビ出演を続け(1953年2月1日)日本を代表するテレビ女優さんです。👏
『徹子の部屋』では、同一司会者によるトーク番組の最多放送世界記録保持者として、記録は更新中ですね。👏
「窓際のトットちゃん」は戦後、全世界累計2500万部越えの大ベストセラーベストセラーで2023年12月アニメーション映画化上映され感動を広げています。👏
ご家族
お父様は、ヴァイオリン奏者
黒柳 守綱さん(くろやなぎ もりつな、1908年6月20日 – 1983年4月30日)は、日本のヴァイオリン奏者でNHK交響楽団のコンサートマスターも務めています。トットちゃんの家はクリスチャンです。
お父さまは、第二次世界大戦で中国、シベリアに出征し、捕虜となり、戦後4年後に帰国されています。
黒柳徹子さんは本名で、お父さまはずーっと「トット助」と呼ばれていたそうです。トットちゃんに、寝る前には童謡を歌ったり、童話を読んであげたりする、家族思いで、子供たちを愛する方でした。
お母様は、日本の随筆家である。 愛称は「チョッちゃん」
黒柳 朝(くろやなぎ ちょう、1910年9月6日 – 2006年8月16日)は、日本の随筆家です。
愛称は、チョッちゃんです。
「チョッちゃんが行くわよ」は1987年度の連続テレビ小説 チョッちゃんとして放映されました。
『ドラマの内容』
北海道・滝川の大自然の中で自由に育った北山蝶子。父の反対を押し切って音楽学校に進んだ蝶子は、天才バイオリニストと運命的に出会い結婚し、2人の子どもの母に。戦時色が濃くなる中、さまざまな困難を天真らんまんに乗り越え、成長していく蝶子の半生を明るく描いた。原作は黒柳徹子の母の自伝。
トットチャンネルから徹子さんの魅力を発見!
「トットチャンネル」は昭和59年に発行の本です。当時の「小説新潮」(昭和57年7月〜昭和59年7月)に連載されました。
トットちゃんという愛称は、「テツコちゃん」と呼ばれると、自分では「トットちゃん」と呼ばれていると思い、「お名前は?」と聞かれると「トットちゃん」とすまして答えていたところからきているそうです。
「トットチャンネル」の本から、黒柳徹子さんの若い頃を考察してみました。
1、トットちゃんはワクワクしたものに、すぐに行動する!
トットちゃんは、いいなと思ったら、次の日から、行動して、あきらめませんでした。
高校1年の時、イタリア製のオペラ映画”トスカ”を見て、「あれになる!」とトットは決めた。トスカは、美しい歌姫なので、その扮装は、終戦後、まだ着るものまで余裕のなかった日本人の服装とくらべると、もう、夢としか見えなかった。・・
「ああ、あの人になろう!」躊躇なく、トットは決心した。・・
次の日から音楽学校さがしが始まった。
次の年、本当にトットは試験を受け、合格し、東洋音楽学校の生徒になった。
トットチャンネルより
2、トットちゃんは、あわてんぼうだった!
NHKへの履歴書を送って、書留が返ってきました。
「拝啓。あなたは、なぜ、この履歴者を郵送なさったのですか?新聞には、履歴書本人持参と、書いてあったあずです。締切日までに、田村町のNHKまで、ご持参ください。
トットチャンネルより
トットちゃんは、事件が起きても、あきらめません。
時計を見ると、夕方までには時間があった。・・・(入ってみようかな、NHK …)
トットは椅子から立ち上がった。
トットチャンネルより
行動して、何か起こっても、気持ちの切り替えが早かったのが、うかがえます。
3、トットちゃんは、いつでも素直だった!
トットちゃんは、いつでも素直だった!
トットちゃんは、いつでも素直だった。好きなこと、嫌なことがはっきりしています。
例えば、NHK採用の2次筆記試験の最後の問題に
「あなたの長所と短所を書きなさい」とあったそうです。
この答えに、長所「素直なこと」「「親切」「いつも機嫌が良くて、食欲もある」
短所「散らかす」「就職が決まっていない」と記入したそうです。
「素直さ」は、年齢を重ねた今でも、感じられます。トットちゃんの魅力です。
4、トットちゃんはいつでも、楽天的だった!
以下、筆記試験の「短所」の続きです。
「私は楽天的なせいか、いろんなことすぐ忘れてしまいます。母は時々、私に”ちょっと参考までにきいておきたいんだけど。さっきあなた自分で『失敗した』とかいってワァワァ泣いてたわね。でも、いま、そうやって、ゲラゲラ笑って、オセンベをボリボリ音を立てて食べてるでしょう?少しはさっき泣いたこと、どっかに残っている?と聞きます。そんなとき考えてみると、私はすっかり、さっきのこと、忘れています。反省とか悩みをすぐ忘れるのですから、これも短所と思います。
トットチャンネルより
「楽天的」ですぐに嫌なことや失敗したことを忘れてしまうのは、短所のようで、長所ですね。
5、トットちゃんは、仲間を大切にする!
NHKの放送劇団の1期生「巌金四郎」さんの講師としての言葉
「蹴落とさねぇ奴は、蹴落とされるんだ!」
(とても私にはできない)と悲しく思った。トットの小学校、トモエ学園の校長先生は、いつもみんなにいった。くり返して。「みんなで一緒にやるんだよ。何をするのも一緒だよ。助け合ってね。」そしてトットは、その通りにやってきた。助けてもらうことが多かったけど、それでもみんなと仲良くして、楽しくやるのが好きだった。それなのに・・・。
トットチャンネルより
(蹴落とすのも、いやだけど、蹴落とすのもイヤだ。この世界はそうしなければ、やっていけないのだろうか・・・)
そしてこの時の気持ちは、終生、変わらなかった。だからトットは最初からプロの道を放棄した。と言えるのかもしれなかった。とあります。
トットちゃんには、「仲間と協力して大切にする」という心が、幼い頃から変わることはありません。
6、トットちゃんは動物が大好き!
NHKのお仕事での出来事
小さな時から動物が好きなトットは、チンパンジーとは、直接、逢ったことは、なかったけれど、とても楽しみだった。こわいとか、気持ち悪い、とかいう気持ちは、なかった。・・
チンパンジーのスージーちゃんが、チラリと見えただけで、トットは、(わぁー、可愛い!)と思った。・・
スージーちゃんは、部屋に入ると、突然、飼育の人の手を離し、手で漕ぐような格好で大急ぎで走って、トットの目の前まで来た。・・
スージーちゃんは、小さな手を、トットのほうに、差し出した。・・
次の瞬間、もう、スージーちゃんは、トットの膝の上に、チョコンと、すわった。・・
トットチャンネルより
チンパンジーのスージーちゃんにも、トットちゃんが、動物好きであることがわかったのでしょう。
今でも、徹子さんは、猫好き、パンダ付きで有名です。
7、トットちゃんは何にでも興味を持つ!
仕事で、はじめて京都に列車で行った時のお話です。
京都に着いた。長い間憧れの町だった。絵や写真や映画ではみていたけれど、自分の足で歩いて、京都の空気が吸える、というのは、特別の気分のものだった。日本旅館に泊まることになったトットは、ここでも何もかもが珍しく、女中さん達を質問攻めにした。・・
トットチャンネルより
トットちゃんは、若い頃から、何にでも興味があり、体験して、わからないことは質問します。このことは、「徹子の部屋」で来られるゲストに興味を持ち、新鮮な質問ができる秘訣なのだと思います。
綺麗で、美しく、華やかなものが好きで、いつでも好奇心でワクワクして、多くの人から、愛され続ける、トットちゃんの魅力を感じました。